語彙指導研究部会

 2024年度の研究テーマは、「ロールプレイタスクにおける協働的な対話を通して、学習者はいかに語彙を学ぶか」。ロールプレイは即興性を必要とするタスクのひとつであるが、先行研究は即興でタスクを行う前に、ペアで10分間のplanningの時間を設けるとタスクパフォーマンスが高くなる、という結果を出している。ロールプレイを行う前に、ペアで10分間、何をいうかや、英語で何というかなどを準備させ、その後、本番のロールプレイを行わせる。準備時間中に、ペアはどのくらいの語彙を用意し、それが本番のタスクに生かされているか、を分析・検討する、という研究であった。

 諸事情により、2024年度後半は休部であったが、2025年度から再開することを決め、2024年度にデータ取りまで終了していた研究を2025年度は再開することも部会で5月の月例会にて決定した。2025年度の研究大会での発表を終え、一区切りとし、12月の部会から今後について検討していきます。(2冊の文献を購入予定で、来年度の研究につなげていきます)

 現在、高校3名(新潟、長野)、大学2名(新潟、熊本)の部員にて活動中であり、部会はオンラインで実施しています。新部員、オブザーバーも歓迎です。